才能を多面的に観察すると見えてくるもの

今日はストレングスファインダーの勉強会に出席しました。何度かストレングスファインダーの勉強会には参加していますが、その中でもユニークな体験があったのでシェアしてみたいと思います。

 

通常、ストレングスファインダーというのは、自分の強みの源泉となる才能を理解するために使われます。もちろんこの使い方が正当なものです。

 

しかし、今日はワーク中の対話の中で「もしこの才能が封じられるとどうなるか?」という観点にて考えを深めてみました。

 

すると、結構なストレス状態に置かれることが分かりました。実際にやって頂くと体感できるのですが、イライラする、戸惑うなど、感情レベルでの反応が出ます。実際には、才能を使わなくても、成果を出すことは出来るため思い込みに過ぎないのですが、それが分かっていても、自分の中では「利き手ではない手で仕事をしている」ような感覚になるのです。

 

つまり、何が言いたいかというと、才能を見ていくことによって、自分の持つ思い込みについても理解を深めることができるということです。

 

大抵、思い込みを見ていく際には、自分のイヤな面や失敗、違和感などを題材にするので、心理的な抵抗が起こるのですが、これは才能という一見プラスの材料を元に扱っていくので、抵抗を押さえやすいです。

 

また、思い込みは才能の組み合わせで決まってくるため、異なる組み合わせ同士でワークをやると「そんな思い込みを持っているのは実は自分だけ」という気づきに繋がりやすいのです。

 

才能はある意味自分を示す際立った個性であるので、色々な角度で観察していくことで多面的な自己理解に繋がるのかもしれません。