アーティストのマーケティング論≒個人のキャリア論

先日、原尻淳一さんが講師の「自分をつくる読書会」に参加してきた。

 

課題図書は僕も大好きな「戦略プロフェッショナル」(ちなみに最近増補改訂版が出たので、これから購入される方はこちらをおススメします)

 

読書会はグループに分かれて、興味を部分とその理由を紹介し、その後、原尻さんの講義を聞くという構成。特に原尻さんの講義がとても面白かった。

 

プロのマーケッターがこの本をいかに読み解き、実務にどうやって応用したのかを、実際のケースを元に解説頂き「プロはこういう風に考えているのか~」と、とても勉強になった。教えていただいたことは、自分の実務でも使えそうだったので、今度実践してみたい。

 

また、もう一つ興味深かったのは、原尻さんのエイベックス時代の経験を元にした「アーティストのプロダクトライフサイクル論」だ。最初はミーハーな興味本位で話を聞いていたのだが、その内、これは僕たち一人ひとりにも言えることなのではないかと考えながら、話を聞いていた。

 

アーティストにも様々なタイプがいて、それぞれマーケティング戦略が異なってくる。これは個人でも同じである。普通の個人に「マーケティング戦略」はさすがに合わないものの「キャリア戦略」と考えればそんなに変わらないだろう。どちらも「自分の強みを活かし、外部と繋がりながら、価値を発揮していく」ということが求められることに変わりはないからだ。

 

これからは「アーティストのマーケティング戦略」もコツコツ研究していきたいと思う。キャリア論よりもこちらを深堀りする方が面白そうな気がする。