エンパシーライティングという手法

最近、こんな本を読んでみた。エンパシーライティングという相手の感情を動かし共感を呼ぶドキュメンテーションができるようになるための手法が紹介されている本である。

6分間文章術――想いを伝える教科書

6分間文章術――想いを伝える教科書

というのも、僕には、「分かりやすく表現することはできるが、共感を伴った表現は苦手という弱点」があり、その対処になればと、思わず手に取ったのである。

 

手法自体はシンプルで、その表現を届けたい特定の対象者を思い浮かべ、その人への共感を呼ぶメッセージを考えていくというもの。そして、この手法が優れている点としては、この「考える部分がフォーマット化されている」こと。そのため、すぐに活用することができる。

 

そして、今日、実際にこの本を元に提案書を書いてみた。書く前と比較すると、確かにキーメッセージやコンセプトが一段深くなった。具体的には、より対象者の悩みや想いに寄り添ったメッセージ出しができるようになった。

 

もちろん、この本に書かれている手法が完璧という訳ではないだろうが、「考えるきっかけ」としては十分に活用できる。

 

人の感情を動かしたり、そもそも想像するのが苦手だという人にマッチする本だ。