内省の機会を創りだすには?

人材育成の世界には「経験学習モデル」というものがあります。

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http://www.keikengakushu.jp/learn/learn.htmlより

 

これは「経験から学ぶプロセス」をモデル化したものです。

僕がこのモデルの中でポイントだと考えているのは「省察的観察」つまり「振り返り」です。なぜなら「振り返り」というものは自己の内面で行われるため、言語化しにくいからです。

 

よく「自己成長力がある人、無い人」という議論が起こりますが、そのほとんどは「振り返りの力」に拠るものが大きいのではないでしょうか?

 

さて、ではどうやって振り返りの力を高めていけばいいのでしょうか?正直言ってまだ探究中のテーマであるので、明確な答えはないのですが、一つ言えることとしては「自分が普段いる世界とは異なった世界に身を置いてみる」ということがあると思います。

例えば、普段ビジネスをしているのであれば、アカデミックなイベントに参加してみる、ボランティアに参加してみる、逆に、普段アカデミックな世界にいるようであれば、ビジネスパーソンと話してみる、などです。

こうすることによって、自分が普段いる世界を俯瞰して見つめ直すことができ、今いる自分の立ち位置、これから目指す場所がより明確になっていきます。

 

ちょっと行き詰ってきたら、思い切って「越境」してみる

自戒を込めて今日のエントリーの締めにしたいと思います。