原因ではなく、構造に目を向ける思考法とは?

昨日、システムシンキングの勉強会に参加してきました。

システムシンキングとは「事象のパターン関係・構造を探ることで、物事の全体像を把握する」ための思考法です。

ロジカルシンキングは個別・具体に注目するのに対し、システムシンキングは全体像を観ることに注目しています。

 

「ハッピーな職場」をつくるためには、というテーマでグループでシステム図を描きながら、ダイアログを行いました。

実際にやってみると、とても興味深い手法で、いくつか気づきがありました。

 

①個人の思考の癖(メンタルモデル)が表出しやすい

→パターンの繋がりに自分の思考が反映されるため、自分の中で勝手に作られているストーリーを客観視しやすいです。

 

②スキルが無くとも、自然とどこがレバレッジ・ポイントなのかが見えてくる

→図を描いていくと、影響が大きいポイントが自然と見えてきます。ロジカルシンキングほどはスキルっぽくは無い印象です

 

③犯人探しにならない

→システムシンキングで探っていくのは、「原因」ではなく「問題の構造」なので、いわゆる犯人探しになりにくく、フラットに対話ができる印象がありました。チームビルディングツールとしても適していると思います。

 

メンバーがほぼ初対面にも関わらず、対話が進み、この思考法が非常にパワフルなものだと感じたのが印象深いです。ワールド・カフェを初めて体験した時と感覚が似てました。これを機に自分でもシステム図を描く機会を増やしてみようと思います。